研究課題/領域番号 |
20380142
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境工学
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研究機関 | 独立行政法人国際農林水産業研究センター |
研究代表者 |
小沢 聖 独立行政法人国際農林水産業研究センター, 熱帯・島嶼研究拠点・島嶼生産環境プロジェク, トリーダー (40360391)
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研究分担者 |
桑形 恒男 独立行政法人農業環境技術研究所, 大気環境研究領域, 主任研究員 (90195602)
藤巻 晴行 鳥取大学, 乾燥地研究センター・緑化保全部門, 准教授 (90323253)
一柳 錦平 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (50371737)
登尾 浩助 明治大学, 農学部, 教授 (60311544)
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連携研究者 |
後藤 慎吉 独立行政法人国際農林水産業研究センター, 熱帯・島嶼研究拠点・島嶼生産環境プロジェクト, 主任研究員 (00354043)
徐 健青 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境フロンティア研究センター, 研究員 (50344304)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | 作物 / 水蒸気 / 地温 / 同位体比 / 東北タイ / 土壌水分移動 / 溝底栽培 / 有効利用 |
研究概要 |
この原因を解明するとともに、この地下水を有効に利用する栽培システムを開発することである。東北タイの落水水田の土壌水の同位体比(δ18O/δ16O)は、深さ50cmで0時と12時に低下し、深さ70cmでは逆に0時と12時に増加する日変化を示した。この結果は、水蒸気態で深さ30-50cmの土壌水分が0時と12時ころ増えることを示唆する。作物根を深く伸ばすことで12時ころ上昇する土壌水を有効に利用でき、この方法として、溝栽培、穴栽培が有効なことを、石垣、東北タイの圃場実験で証明した。落水水田に存在する地下水は周辺の地下水とは独立しており、雨期に凹地に蓄積されたローカルな資源であった。したがって、その場の落水水田で有効に利用することが望ましい。深さ50cm を対象に、水フラックスを計算したが、水蒸気態による移動は極めてわずかと推察され、水移動の原因、フラックスの解析法等を再検討する必要がある。
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