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2008 年度 実績報告書

網羅的遺伝子解析によるウシ体脂肪蓄積の分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20380149
研究機関信州大学

研究代表者

盧 尚建  信州大学, 農学部, 准教授 (90322130)

研究分担者 後藤 貴文  九州大学, 農学研究院, 准教授 (70294907)
千国 幸一  独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産草地研究所, 研究チーム長 (40355061)
平松 浩二  信州大学, 農学部, 准教授 (80238386)
キーワードウシ / 脂肪組織 / 網羅的解析
研究概要

黒毛和種牛の肥育システムは現在濃厚飼料中心であり、結果的に環境汚染やBSEの流入などの問題を引き起こしている。良質の牛肉生産の肥育システムを構築するためには、各脂肪組織間への脂肪蓄積の調節による黒毛和種牛の肥育体質の改善が最も重要されている。本研究は、黒毛和種牛における各脂肪組織への脂肪蓄積過程に関する遺伝子プロファイルの比較検討し、各脂肪蓄積部位における脂肪蓄積メカニズムを分子機構で調べるものである。平成20年度は黒毛和種牛(6頭)の成長期に合わせ、各月例別に黒毛和種牛の脂肪組織部位に特異的に発現している候補遺伝子を分離し、その発現量を調べた。特に、10と24ヶ月齢の黒毛和種牛から各脂肪組織を採取し、Differential Display RT-PCRを用いて、遺伝子発現プロファイルを検討した。皮下、筋肉内、腸管膜、腎周囲脂肪、生殖周囲脂肪組織からRNAの抽出し、DDRT-PCRにより既知の遺伝子37個と未知遺伝子16個の候補遺伝子を得ている。さらに、発現差を確認するために、皮下、筋肉内、腸管膜、腎周囲脂肪、生殖周囲脂肪組織においてReal time PCRにより解析を行った結果、既知の遺伝子19個と未知遺伝子4個の遺伝子が最終的に選別された。また、ウシ分化脂肪細胞においてその発現量を調査した結果、既知遺伝子4個と未知遺伝子3は、脂肪細胞分化に伴い、上昇する結果を選った。現在、NCBIのDNAデータベースにおいてこれらの遺伝子の機能について詳細に調査している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Cloning and expression of bovine chemerin and chemerin receptor2008

    • 著者名/発表者名
      Roh SG, Song SH, Fukui K, Satoh T, Katoh K, Sasakis.
    • 学会等名
      6^<th> International Congress of Farm Animal Endocrinology
    • 発表場所
      Virginia, Roanoke
    • 年月日
      2008-11-14

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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