研究課題
基盤研究(B)
ウマヘルペスウイルス1型(EHV-1)はアルファヘルペスウイルス亜科に属し、ウマに呼吸器症状、流産、脳脊髄炎を惹き起こす。臨床上特に問題となる流産と脳脊髄炎では、妊娠子宮、中枢神経系特異的に血管内皮細胞へのウイルス感染が生じ、それに続発する血管炎、血栓形成、循環障害が病態発生に大きな役割を果たしている。従って、血管内皮細胞へのウイルス感染は流産、脳脊髄炎の発症において最も重要なステップであるにも関わらず、その感受性を規定するウイルスレセプターに関しては不明な点が多い。本研究では、ウマ脳血管内皮細胞からクローニングしたEHV-1レセプターの機能解析を行い、レセプター遺伝子導入によるマウスモデルの作製とウイルスエンベロープ蛋白-レセプター相互作用を利用した感染予防法の検討を行う。
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