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2009 年度 実績報告書

犬の壊死性髄膜脳炎の原因究明と予防・治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20380169
研究機関東京大学

研究代表者

松木 直章  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40251417)

キーワード犬 / 壊死性髄膜脳炎 / パグ脳炎 / GFAP / βアクチン / 自己抗体 / 治療選択
研究概要

1.壊死性髄膜脳炎(NME)保因犬の同定と遺伝様式の解明
NMEが好発するパグ犬の1家系ならびに過去にNMEの発症がないパグ犬の1家系を確保した。これらの家系に属する個体の脳脊髄液および血液を採取し、脳脊髄液中グリア線維性酸性蛋白質(GFAP)濃度を指標として保因犬を同定した。現在のところ世代数と個体数に限りがあるが、発症因子は常染色体優性遺伝すると予想される。
2.NMEの病態解明
NME症例に共通する自己抗体の標的抗原のうち、新たにβアクチンを同定した。βアクチン抗体保有例および非保有例の病態の差については検討中である。
3.発症の危険因子に関する前方視的研究
未発症の保因犬について経時的に観察しているが、観察期間中にNMEを発症した個体がいないため発症危険因子は明らかにできていない。引き続き観察を継続する。
4.免疫抑制療法に関する前方視的研究
免疫抑制剤の選択と発症例の転帰についてはまだ観察期間が終了していない。観察期間中に死亡した個体については、免疫抑制剤の選択と予後に有意な相関はなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 犬の壊死性髄膜脳炎における新たな自己抗原の同定2009

    • 著者名/発表者名
      八重樫昌也、松木直章, ら
    • 学会等名
      第148回日本獣医学会学術集会
    • 発表場所
      鳥取市とりぎん文化会館
    • 年月日
      2009-09-26

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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