研究概要 |
アディポソーム主要構成タンパク質MFG-E8とEGFPとの融合タンパク質を恒常的に発現する3T3-L1脂肪細胞を樹立することに成功した。連携研究者・永山(北大)との共同研究により,蛍光顕微鏡観察下でMFG-E8-EGFP融合タンパク質を含むアディポソーム分泌をモニタリングすることが可能となった。また連携研究者・菅波(東京医科歯科大)との共同研究により,3T3-L1脂肪細胞とマクロファージ(J774およびRAW264.1)の接触共培養法およびトランスウェルを用いた非接触共培養法を実施し,マクロファージから分泌されるTNF-αがアディポソーム分泌を亢進することを明らかにした(現在論文投稿準備中)。またアディポソームが実際にマクロファージに取り込まれることをごく最近突き止め,現在その生物学的,生理学的意義について解析している。さらに分化程度の異なる3T3-L1脂肪細胞の培養上清よりアディポソームを調製し,数百ナノグラムのRNA(1×10^6細胞あたり)が含まれることが明らかとなった。また脂肪細胞特異的あるいはドミナント遺伝子産物のほぼすべてが含まれることも明らかとなった。連携研究者・中川(筑波大)との共同研究によるマイクロアレイ解析の結果,143種のmiRNAが含まれることも併せて明らかとなった(現在投稿準備中)。
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