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2010 年度 自己評価報告書

重篤かつ予測困難な抗血小板薬誘発肝障害を事前回避するシステムの基盤構築と運用

研究課題

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研究課題/領域番号 20390045
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医療系薬学
研究機関千葉大学

研究代表者

有吉 範高  千葉大学, 医学部・附属病院, 准教授 (00243957)

研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワードオーダーメード医療 / 薬物誘発性肝障害
研究概要

本研究は、申請時期において、医療現場で多用され、死亡例を含む重篤な肝障害を度々起こすことで問題となっていたチクロピジン塩酸塩(TP)を標的薬物とし、研究代表者らが多施設共同研究でTP誘発肝障害と関連性があるとした遺伝子多型との関連性を、別集団で、患者背景が把握できる千葉大学医学部附属病院(以下、当院)循環器内科の患者、約1,000例を対象に検証する検証的臨床試験を第一目的とした。
第二目的は、TPの後継薬で、申請当時、本邦で使用が開始されはじめたクロピドグレル硫酸塩(CP)において、肝障害と関連する遺伝的因子を探索する臨床試験である。
第三目的は、TPまたはCPによって肝障害を発現した患者の代替薬として適切な薬の選択肢を明らかにすることである。
第四目的は、TPおよびCP誘発肝障害と関連する因子として見出した遺伝的因子ならびに非遺伝的因子を事前に診断することで、これらチエノピリジン系抗血小板誘発肝障害を予測できるか否かの前向き臨床試験を実施することである。
第五目的は、第一~四の目的が計画どおりに進行し、仮説が実証された場合、これら遺伝子多型診断を診療業務に組み込む体制を整備することをである

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Enhanced susceptibility of HLA-mediated ticlopidine-induced idiosyncratic hepatotoxicity by CYP2B6 polymorphism in Japanese.2010

    • 著者名/発表者名
      Ariyoshi N, Iga Y, Hirata K, Sato Y, Miura G, Ishii I, Nagamori S, Kitada M.
    • 雑誌名

      Drug Metab Pharmacokinet. 25

      ページ: 298-306

    • 査読あり
  • [学会発表] 抗血小板薬誘発肝障害との関連性が疑われるHLA型遺伝子診断法の開発2011

    • 著者名/発表者名
      内山数貴, 有吉範高ら
    • 学会等名
      第131回日本薬学会年会
    • 発表場所
      静岡
    • 年月日
      2011-03-30
  • [学会発表] 医療機関向けに開発したHLA-A^*3303簡便・迅速遺伝子診断法の改良.2009

    • 著者名/発表者名
      有吉範高、久保田史佳
    • 学会等名
      第19回日本医療薬学会年会
    • 発表場所
      長崎
    • 年月日
      2009-10-24
  • [学会発表] 特定HLA-Aハプロタイピングの簡易診断法の開発と評価2009

    • 著者名/発表者名
      久保田史佳, 有吉範高ら
    • 学会等名
      第129回日本薬学会年会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2009-03-26
  • [備考] 学会発表(3)は、全演題の5%にあたるハイライト演題に選出された。

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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