研究課題
研究の目的:本研究者らは、ACh合成酵素にはcChAT と pChATの2種あり、それぞれを含有する2種のコリン神経系が生体にあると提唱してきた。本研究の目的は、ヒトpChAT酵素を精製し、ヒトpChATコリン神経の機能的意義を明らかにすることにある。平成21年度の研究実施実績:タンパクを最も効率よく精製する手段としてヒトpChAT抗体を用いる免疫沈降法の技術開発に取り組んだ。そこでモノクローナル抗体の作成に着手し、有望なクローン3種を追求しつつある。現在、抗体エピトープの決定に成功し、モノクローナル抗体の完全樹立に挑戦中である。このモノクローナル抗体が樹立できれば、ヒトpChAT酵素の精製は僅か2ステップで完了することも予測され、研究目的の達成は極めて楽観的である。
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Annals of the New York Academy of Science (In press)
Journal of Comparative Neurololgy 513
ページ: 237-48