研究課題
基盤研究(B)
体液ナトリウム量は、我々の血圧調節に重要な働きを担っている。体液ナトリウム量の制御は、主に腎遠位部尿細管における上皮型ナトリウムチャネル(Epithelial Na^+ Channel : ENaC)を介するナトリウム再吸収調節によって行われている。腎遠位部尿細管上皮細胞に存在するプロテアーゼがENaC機能(活性)制御を制御することは知られている。しかし、これらのプロテアーゼのENaCの細胞内局在制御/ENaCタンパク寿命に対して果たす役割は不明である。A)管腔側膜結合型プロテアーゼは、ENaCの構造修飾を介して、ENaCのエンドサイトーシスを抑制し、ENaCの管腔側上滞在時間を増大させる。B)管腔側膜結合型プロテアーゼにより修飾を受けたENaCは、細胞内ヘエンドサイトーシスされた時にでも、管腔側膜上ヘリサイクルされる率が高い。C)アルドステロンは、管腔側膜結合型プロテアーゼ発現・活性を亢進させることにより、上記(A)および(B)の作用を介して、ENaCの管腔側膜上滞在時間を増大させる。D)ゴルジ装置膜結合型プロテアーゼにより修飾を受けたENaCは、管腔側膜への移動(トラッフィッキング)効率が増大する。
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