アンフィレグリン(AREG)とエピレグリン(EREG)は、I型膜蛋白質proAREGとproEREGとして細胞膜表面に発現する。様々な細胞外刺激は、ectodomain shedding反応を誘導し、AREGとEREGを細胞外に放出するとともに、細胞膜にC-末端断片ペプチドAREG-CTFとEREG-CTFを残す。産生されたAREG-CTFとEREG-CTFは膜貫通ドメインを保持したまま、未切断のproAREGとproEREGとともに細胞内にエンドサイトーシスにより取り込まれ、核膜に局在変化した。さらに、AREG-CTFと未切断proAREGにつき核膜内膜への局在を明らかにした。これらはLaminA/Cと結合し、ヘテロクロマチン構造を誘導した。
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