研究課題
基盤研究(B)
本研究ではペア型レセプターの宿主リガンドおよび病原体リガンドを明らかにし、抑制化レセプターを介した免疫細胞の自己応答性制御機構の解明、抑制化レセプターを介した病原体の免疫逃避機構の解明、活性化レセプターによる病原体に対する攻撃機構の解明を目的として研究を実施した。その結果、ペア型レセプターの一つであるPILRが単純ヘルペスウイルスのグライコプロテインと会合し、単純ヘルペスウイルスのエントリーに関わっていることが明らかになった。さらに、PILRとそのリガンドであるCD99やグライコプロテインBとの会合には、特定のO型糖鎖修飾が重要であることが明らかになった。さらに、新たなPILRリガンドとして神経系に主に発現しているPANPを同定し、神経系における免疫制御に関与している可能性が示唆された。これらのことからペア型レセプターは免疫制御に重要な機能を担っていると考えられた。
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