研究概要 |
患児に説明するために画面提示する医療処置器具をリアルなまま見せるのかイラストのようなCGで見せるかによって,恐怖感・不安感は大きく異なる.つまり,インフォームドアセント用ツールを構成するデザイン要素によって患児の心への負担は大きく異なるのである. そこで本研究では,恐怖感・不安感をコントロールできるデザイン要素を明らかにすることを目的とし,非接触型アイマークカメラを使った実験を行い,そこから得られたデザイン要素をツールに組み込むことで,画面表示する医療処置器具をイラストからリアルへと自由にカスタマイズでき,患児の年齢・発達・状況に最適化できるインフォームドアセント用ツールを開発し,医療現場に無料ダウンロード提供する.
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