1988-90年に構築された大規模なコホート研究JACC Studyの資料を用いて、75歳、80歳に達することに関連する生活習慣要因の検討を行うことを目的とする。JACC Studyは約11万人を対象とするが、開始時点で60歳以上の者約4.9万人を含む。これらのものを死亡、転出まで追跡し、コホート研究の手法で、死亡に関連する要因を検討する。 (1)解析のためのコホートデータを整備・蓄積するため、全国の研究協力者と共同し、対象者の追跡を実施する。 (2)高齢者が健やかに老いることに関連する要因を検討するため、疾病単位ではなく、総死亡に重点を置いて、要因(主に生活習慣)の検討を行う。解析には、統計ソフトSASを使用し、個人情報保護のため、氏名、住所、生年月日のうち日を削除したデータを用いる。
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