研究概要 |
本研究の次年度の計画項目 (1) 電顕元素分析像とのJSTに受諾による機器開発事により開発したFT-IR画との対比:移植腫瘍実質にはDNA由来のリン(P)元素成分が多く存在していることが判明し、その部位に一致してタンパク質2次構造成分のα-ヘリックス構造成分が多く存在していることが明らかになった。他に癌部位にはNa,K,Sの元素が多い事もSEM-EDX元素分析で判明した。 (2) 生検の病理診断とFT-IR顕微分光迅速診断画像:術中生検試料である42例の肺癌の凍結切片のH.&E.染色像とFT-IR顕微分光画像の対比を行なった結果、H.&E.染色像でViableな癌領域とFT-IR顕微分光画像によるタンパク質2次構造であるα-ヘリックス成分が相関して多く存在していることが判明した。しかも、外科病理診断に応用するために、15分間以内で迅速計測・画像構築を実現した。サンプルの鮮度保持の重要性も明らかになった。 従って、FT-IR顕微分光によるがんの赤外分光マーカーとして相応しいものとしてTNNI2のGeneの存在を予測し、確実なステップに上り詰めて集大成に向かっている。
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