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2010 年度 実績報告書

メタボリック症候群に関する遺伝子多型の疾病リスクと予防医学的評価

研究課題

研究課題/領域番号 20390181
研究機関千葉大学

研究代表者

諏訪園 靖  千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (90302546)

研究分担者 上谷 実礼  千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (30376371)
キーワード遺伝子多型 / メタボリック症候群 / 高脂血症 / 糖尿病 / 追跡調査
研究概要

メタボリック症候群は、複数の遺伝子、環境因子や生活習慣等から影響を受けつつ発症すると考えられる。本研究では、日本の大規模な一般人の集団に対し、遺伝子多型が、メタボリック症候群等の発症に影響を与えているのか、生活習慣等を考慮しつつ、評価することを目的としている。本年度は、アディポネクチン受容体遺伝子(650+20G>A)の測定が終了した。結果として、男性では、GG型9人(0.6%)、GA型180人(12.4%)、AA型1264人(87.0%)、女性では、GG型4人(0.3%)、GA型138人(11.6%)、AA型1050人(88.1%)、であった。また、96検体の、部分的シーケンスにおいて、870C>Aは、男女ともすべてCC型で、963C>Tは男性でCC型63人(91.3%)、CT型6人(8.7%)、女性では、CC型24人(88.9%)、CT型3人(11.1%)、+999C>Tは男性でCC型66人(95.7%)、CT型3人(4.3%)、女性ではC型27人(100.0%)、1249C>Aは、男性でCC型68人(98.6%)、CT型1人(1.4%)、女性はCC型27人(100.0%)、1032+310G>Aは、男性でGG型63人(91.3%)、GA型6人(8.7%)、女性ではGG型24人(88.9%)、GA型3人(11.1%)、1032+411C>Aは男性でCC型14人(20.3%)、CA型40人(58.0%)、AA型15人(21.7%)、女性ではCC型4人(14.8%)、CA型16人(59.3%)、AA型7人(25.9%)、であった。今後もシーケンスを継続する予定である。また、これまで測定した遺伝子と、疾患発症についての縦断的な検討では、女性で高脂血症とアディポネクチン遺伝子、肥満とレジスチン遺伝子の関連が認められた。今後遺伝子の組合せなどについてさらに検討を加える予定である。

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公開日: 2012-07-19  

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