研究課題/領域番号 |
20390187
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
林 朝茂 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (10381980)
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研究分担者 |
圓藤 吟史 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20160393)
佐藤 恭子 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (00381989)
疋田 米造 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 非常勤講師 (50420724)
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キーワード | 内臓脂肪 / 疫学 / 生活習慣病 / 日系人 / コホート研究 |
研究概要 |
日本サイドの研究:我々は平成12年度より都市部の大企業グループによる前向きコホート研究を行っている。さらに、研究平成17年より、鳳総合健診センターにて人間ドックを受診した受診者で主に男性を対象としたCTによる腹部内臓脂肪の測定を含めた前向きコホート研究を立ち上げた。今回の目的は本コホート研究を女性に拡大させることである。現在、腹部CTによる内臓脂肪の測定を含め、順調に登録がすすんでいる。2008年度は、アメリカ糖尿病学会(サンフランシスコ)にて、以下の演題を発表した。(1)Serum Cholinesterase Is a New Predictor of Visceral Adiposity Independent of Fasting Plasma Insulin and Fatty Liver. (2)The Combined Measurement of Fasting Plasma Glucoseand Hemoglobin AIC was Effective for the Prediction of Type 2 Diabetes. 米国日系人糖尿病の研究:今回、共同研究先であるシアトル日系人糖尿病研究は、1983年以来、CT撮影により内臓脂肪の評価を行ってきた世界の唯一のコホート研究である。2008年度は、以下の演題をアメリカ糖尿病学会にて発表した。(1)Which Simple Measure of Insulin Resistance is the Best Predictor of the Incidence of Type 2 Diabetes in Japanese Americans? さらに、Diabetes誌において、将来のインスリン抵抗性に関して腹部内臓脂肪と腹部皮下脂肪のどちらが関与するのかを前向きコホート研究にて初めて明らかにした(Diabetes.2008 May;57(5):1269-1275.)。
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