研究課題/領域番号 |
20390188
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (90257452)
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研究分担者 |
中川 秀昭 金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
櫻井 勝 金沢医科大学, 医学部, 講師 (90397216)
佐々木 敏 東京大学, 医学系研究科, 教授 (70275121)
由田 克士 独立行政法人国立健康・栄養研究所, 栄養疫学プログラム, 室長 (60299245)
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キーワード | 循環器・高血圧 / 糖尿病 / 栄養学 / 疫学 / 食品 |
研究概要 |
本研究は、大規模な職域集団において2003年に実施した厳密な栄養調査を2009年に再度実施し、日本人成人における各種栄養素摂取量、食品摂取量、食事パターン等の6年間にわたる長期変化が、その間の高血圧、糖尿病、高脂血症、メタボリックシンドローム等、生活習慣病発症にどのように影響するのかを明らかにするものである。 平成20年度は、対象者設定、データ収集、データ整理、精度管理、統計解析について、さらに詳細な研究計画の作成を行った。また、2003年に事業所従業員約6,500人において実施された自記式食事歴法質問調査(DHQ)から算出されている129種類の栄養素摂取量、148種類の食品群別摂取量についてデータの最終確定を行った。一方、2003年から2008年までの毎年の各種検査データの収集と整理を行い、経年追跡データベースを作成した。 また、平成21年度に同事業所の全従業員約7,000人を対象に実施する自記式食事歴法質問調査(DHQ)の準備を行った。 本年度は予備的解析として習慣的な食事のグライセミック・インデックス(GI値)、グライセミック・ロード(GL値)(/1,000kcal)を計算した。共分散分析にてGI値、GL値5分位における多変量調整した血清脂質の平均値を求め、群間で比較したところ、男女ともGL値の高い食事の摂取はHDLコレステロール低値、LDLコレステロール高値と関連することが示唆された。
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