研究課題
基盤研究(B)
既設の飛行時間型質量分析(TOF-MS)装置に、今回の科学研究費で購入した超高速型液体クロマトグラフ(UPLC)を結合させ、薬毒物検出装置としての長所・短所を検証した。最初TOF-MS装置とUPLC装置のメーカーが異なるため、オンラインで制御する工夫が必要であったが、克服した。次にきのこ毒であるα-アマニチン、β-アマニチンならびにファロイジンの同定・定量法を確立し、一定の成果を得ることができた。最後に、6種類のトリプタミン系違法ドラッグについて、single-stage TOF-MSとタンデムquadrupole-TOF-MSでのマススペクトルの測定を行った。その結果、single-stage-TOF-MSによって得られるプロトン付加分子イオンのアイソトープマススペクトルパターンが各物質の同定に利用できることが判明した。さらにタンデム方式においてもCID電圧を調節することにより、100Da以上のプロダクトイオンが出現し、特異性の高い定量も可能であることも判明した。
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