研究課題
基盤研究(B)
α1-6フコース転移酵素(FUT8)は、肝癌の生物学的悪性度の指標とされるフコシル化AFP産生に関与しているが、その分子機構は解明されていない。肝癌細胞のFUT8遺伝子発現を抑制し、細胞増殖や細胞浸潤能および糖鎖構造の変化に対する基礎的検討を行なった。SiRNAの手法では、FUT8遺伝子発現抑制を認めたが、細胞増殖や浸潤能の有意な変化は確認できず、糖鎖プロファイリング解析では、細胞内のフコシル化蛋白質の低下を確認できなかった。肝細胞特異的に完全な遺伝子発現抑制を行い、発癌発癌過程におけるFUT8蛋白機能を解析する手法として、新たにFUT8コンディショナルノックアウトマウスを作製した。現在、同マウスの肝組織でのFUT8のメッセージが低下している結果を得,蛋白機能を解析中で、引き続き同マウスの肝発癌実験を準備中である。
すべて 2012 2011 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (20件) (うち査読あり 20件) 学会発表 (4件) 図書 (6件)
J. Hepatol.
巻: 56(2) ページ: 381-8
Cancer Lett.
巻: 309(1) ページ: 95-103
J Gastroenterol Hepatol
巻: 26(4) ページ: 615-6
Genes Dev.
巻: 25(8) ページ: 863-74
Polyhedron
巻: 3(1) ページ: 15-23
Dig Dis Sci.
巻: 55(12) ページ: 3576-83
巻: 55(7) ページ: 2095-101
World J Gastroenterol.
巻: 16(23) ページ: 2918-25
Int J Radiat Oncol Biol Phys.
巻: 77(1) ページ: 235-43
Virus Genes.
巻: 40(2) ページ: 193-9
Int J Oncol.
巻: 36(1) ページ: 245-54
巻: 54(11) ページ: 2530-7
Hepatology.
巻: 50(3) ページ: 678-88
Hepatol Res.
巻: 39(4) ページ: 325-40
巻: 54(1) ページ: 80-8
J Gastroenterol.
巻: 15(2) ページ: 231-9
巻: 38(7) ページ: 664-72
Biochem Biophys Res Commun.
巻: 365 ページ: 595-601
Cancer Sci.
巻: 99(4) ページ: 792-8