研究課題
1. 自己免疫性肺胞蛋白症の患者19人、age matchした健常者19人の末梢血リンパ球の解析を実施した。その結果、患者ではT細胞が減少しているが、その中でCD4+ naive T cell, NKT, CD8 Tが減少していた。CD8 T cellのFasは増加しており、CD8 T cellがapoptosisにより減少する機序が考えられた。2. 患者T細胞のうち、effector/memory T cellとnaiive T cellの比は、患者で有意に高く、CD4 T cellの一部が活性化し、自己増殖している群があることが確認された。3. B細胞群では、患者においてCD138+CD19+のplasma cell populationが有意に増加している(p<0.0082)が、このpopulationはCD27陰性のextrafollicularに分化した細胞集団であることがわかった。また、CD 27+CD19+のいわゆるmemory B cellのpopulationは減少しており、リンパ臓器でのdifferentiationに障害があることが示唆された。4. 患者末梢血PBMCにEB virusを感染させると、抗GM-CSF自己抗体を産生するクローンがあることがわかった。現在そのクローンの性状を調査中である。
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