研究課題
基盤研究(B)
マスト細胞において、LMIR3はFcεRIシグナルを抑制すること、TLR4シグナルに対しては協調的に働くこと、およびその機序を明らかにした。また、in vitroの結果と一致して、LMIR3ノックアウトマウスではアレルギー反応が顕著に亢進することを明らかにした。一方、LMIR3ノックアウトマウスは腹膜炎モデルに代表される敗血症に対しては抵抗性を示すこと、局所におけるケモカインの上昇とそれに伴う好中球の集積によって大腸菌の増殖が抑制されることを明らかにした。また、LMIR5のリガンド候補としてT cell immunoglobulin mucin 1(TIM1)を同定した。腎虚血モデル(虚血腎尿細管ではTIM1の発現が上昇する)を施行して結果、LMIR5ノックアウトマウスでは虚血腎に集積する好中球(LMIR5を発現する)が減少して腎尿細管壊死が軽減された。この結果から、TIM1がLMIR5の生理的なリガンドであること、LMIR5が虚血腎における炎症を増悪させることが明らかとなった。
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