研究課題
有棘赤血球舞踏病(Chorea-acanthosis; ChAc)の臨床から分子的研究を精力的に進めており、研究発表の[雑誌論文]の項にもあげている総説の執筆に至っている。平成20年度においては、孤発性の統合失調症100例、感情(気分)障害100例を対象とした検体の採取収集を行うとともに、VPS13A遺伝子73エクソン1およびXK遺伝子に関してすべての直接塩基配列決定法およびreal time PCRを用いたcopy number variationsの解析を網羅的に行っている。Prosaposinの選択的スプライシング産物の顔面神経核での発現をin situ hybridizationを用いて解析した。機能性精神疾患の分子遺伝学研究としては、統合失調症でのNDE1遺伝子多型との非関連性、統合失調症におけるCGHアレイを用いた解析での欠失例、phosphodiesterase 4B遺伝子多型と統含失調症及び大うつ病性障害の関連を明らかにした。
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