研究課題
基盤研究(B)
本研究では、脳由来神経栄養因子などのニューロトロフィンとその受容体の精神疾患における役割を明らかにすることを目的として、ニューロトロフィン共通の低親和性受容体であるp75NTRを前脳特異的に過剰発現するトランスジェニックマウスを作成した。サザンブロット、ウエスタンブロットと免疫組織化学的染色によって、目的とする大脳皮質、海馬での過剰発現が見られることを確認した。独立行政法人理化学研究所・バイオリソースセンターマウス表現型解析開発チームの協力を得て行動解析を行い、尾懸垂試験や異動運動量での異常を見出した。さらに、この遺伝子の機能多型Ser205Leuと大うつ病性障害についての関連を報告した。
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