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2008 年度 実績報告書

微少採血系開発および無採血化を含むPETによるマウス神経受容体定量画像手法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20390333
研究機関独立行政法人放射線医学総合研究所

研究代表者

木村 裕一  独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, チームリーダ (60205002)

研究分担者 外山 宏  藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (90247643)
北村 圭司  島津製作所, 医用機器事業部, 主査 (30395941)
キーワード分子イメージング / 核医学 / 脳 / トランスレーショナルリサーチ
研究概要

マウスに対する定量神経受容体画像の取得に当っては、動脈血血漿中の放射能濃度[Bq/mL]の測定が必要となるが、対象が小さいマウスの場合、正確な微小体積での採血、微小血液からの血漿分離、そこに含まれる放射能濃度の測定の実現が不可欠となる。そこで本年度は、マウス及びラットを対象とした、μLオーダでの微小定量採血,遠心分離による血漿分離,血漿中の微小放射能測定のための技術的実現性の可能性を検討した結果、実現の可能性があるとの判断に至った。微小採血系の実現に当っては、血液の粘性が問題となる。前者については血液の流路に対して適宜親水性及び撥水性を付与することで、μLオーダの血液の確実な移送が可能となった。放射能測定については、イメージングプレート及び通常画像撮影用のフラットベッドスキャナの併用によって画像的に放射能量を測定する方式を採用した。年度途中において、実証機間での凝血対策に関する性能のばらつきが問題となったが、システム内の血液流路に対する表面処理を改善した結果、再現性の検討が可能となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)

  • [学会発表] 小動物微少容量採血・血漿分離システムの開発-遠心分離システムへの血液移行性の検討-2009

    • 著者名/発表者名
      木村裕一
    • 学会等名
      日本分子イメージング学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-05-14
  • [産業財産権] 液体採取装置における所定時刻の液体採取法2009

    • 発明者名
      木村裕一, 関千江, 菅野巌, 北村圭司, 西本尚弘, 橋爪宣弥
    • 権利者名
      (独)放射線医学総合研究所, (株)島津製作所
    • 産業財産権番号
      特許PCT/JP2009/001244
    • 出願年月日
      2009-03-19
    • 外国

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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