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2010 年度 実績報告書

乳癌の網羅的糖鎖解析による新規バイオマーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20390347
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

山下 啓子  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (70332947)

研究分担者 遠山 竜也  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (30315882)
杉浦 博士  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 研究員 (20381882)
キーワード乳癌 / 糖鎖解析
研究概要

本研究は、乳癌において大規模な糖鎖の網羅的解析(グライコミクス)を行うことにより1. 早期診断バイオマーカーの同定、2. 乳癌予後予測バイオマーカーの同定、3. バイオマーカーとなる糖鎖が結合する糖蛋白質の同定と機能解析(乳癌各サブタイプ)-乳癌の発生、進展のメカニズムの解明-を行うことを目的としている。
乳癌患者500例と健常人女性250例の血清を用いてグライコブロッティング法により網羅的糖鎖解析を行った結果、両者を区別できる単独の糖鎖マーカーは見出せなかった。さらに良性乳腺疾患患者と乳癌患者の網羅的糖鎖解析においても、これらを区別できる単独の糖鎖マーカーは見出せなかった。
次に、乳癌患者の血清を用いた網羅的糖鎖解析結果と臨床情報の統計学的解析(乳癌のサブタイプ間での糖鎖プロファイル比較、予後解析など)を行った。これまでのところ、予後予測マーカーは見出されていないが、24種類の糖鎖を組み合わせることにより、予後予測が可能となる可能性を見出した。

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公開日: 2012-07-19  

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