• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

神経-骨のネットワークに注目した中枢性骨代謝制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20390394
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

竹田 秀  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (30376727)

キーワード骨代謝 / 神経ペプチド
研究概要

我々はNMUが中枢神経系を介して骨形成を抑制すること、また、NMUがレプチンの骨形成抑制作用の仲介因子であることを見出した。しかしながら、その骨量調節作用の詳細な分子メカニズムは不明である。NMU欠損マウスにおいても分子時計の異常が認められ、また、NMUのhomologueとして同定されたNMSは視床下部において強い発現を示し、かつNMSを脳室内に投与することで体内時計のリズムが偏移することが知られている。これらの知見からNMU/NMSは体内時計の調節を介して骨形成を制御する可能性が示唆される。そこで、我々はNMU、NMS欠損マウスを用いて体内時計と骨代謝調節に関して検討をすすめた。予備的検討において、NMS欠損マウスは骨量の異常をきたすことを見出した。そこで、マイクロCTを用いた三次元構築による骨量定量法や骨形態計測法を行ったところ、NMS欠損マウスは骨量の低下を示すことが明らかとなった。現在、 NMS欠損の骨代謝の異常が骨形成に起因するか、骨吸収に起因するかあるいは両者の共存によるものかを骨形態計測法にて検討中である。またNMS欠損マウスから骨芽細胞、破骨細胞を採取し、それらの分化増殖に関して、RNAを抽出し骨芽細胞、破骨細胞のマーカー遺伝子の発現を解析中である。さらに、NMUとNMSの関連を検討すべく、現在NMU/NMS二重欠損マウスを作成中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] The distinct role of the Runx proteins in chondrocyte differentiation and intervertebral disc degeneration : Findings in murine models and in human disease2008

    • 著者名/発表者名
      佐藤ら
    • 雑誌名

      Arthritis Rheum 58

      ページ: 2764-2775

    • 査読あり
  • [学会発表] A New Aspect of Central Control of Bone Remodelling2008

    • 著者名/発表者名
      竹田秀
    • 学会等名
      Asia Pacific League of Associations for Rheumatology annual meeting
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2008-09-12
  • [学会発表] Neuronal control of bone metabolism2008

    • 著者名/発表者名
      竹田秀
    • 学会等名
      Korean Bone and Mineral Society annual meeting
    • 発表場所
      韓国 ソウル
    • 年月日
      2008-05-31
  • [学会発表] Central control of bone metabolism. Annual Meeting of Korean Endocrine Society2008

    • 著者名/発表者名
      竹田秀
    • 学会等名
      Annual Meeting of Korean Endocrine Society
    • 発表場所
      韓国 ソウル
    • 年月日
      2008-05-17

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi