研究概要 |
(1)新規肉腫抗原ペプチドを分子標的とした、滑膜肉腫と骨肉腫に対するペプチドワクチン療法の第1相臨床試験を実施する。抗原ペプチドの毒性、腫瘍免疫誘導能、腫瘍縮小効果を明らかにする。さらにペプチドワクチンの最適な投与量、投与方法を決定し,第2相、第3相臨床試験の基盤を作る。 (2)骨軟部肉腫の細胞株から癌幹細胞を分離する.同一患者の細胞傷害性Tリンパ球(CTL)クローンを樹立し,骨軟部肉腫の癌幹細胞抗原を同定する。癌幹細胞を標的としたより有効なペプチドワクチンの開発を目指す. (3)骨肉腫腫瘍抗原PBFのノックアウトマウスを作製し,PBFの生物学的機能解析を行う.
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