研究課題
基盤研究(B)
我々は血管上皮細胞に発現する分子をスクリーニングした。プロテオミクスで同定したAnnexin 1(Proc Natl Acad Sci USA.3;106(9):2009)は、悪性腫瘍血管内皮管腔側に特異的に局在することが判明した。Annexin 1に対し、高い特異性をもって結合するペプチド(IF7)と抗癌剤を接合し担癌マウスに投与したところ、腫瘍の増殖を抑制し完治も可能であった。さらに、投与量を顕著に減らしても抗腫瘍効果は維持され、副作用は一切認めなかった。本研究で、IF7の腫瘍新生血管内皮細胞への全例のない極めて高い特異性を確認し、新規に開発したDDS(薬剤運搬)型悪性腫瘍治療薬の薬理効果を判定し実用化へ向け大きく前進した。
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