研究課題/領域番号 |
20390452
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大植 孝治 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (50314315)
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研究分担者 |
福澤 正洋 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60165272)
金子 安比古 埼玉県立がんセンター, 臨床腫瘍研究所, 所長 (50373387)
越永 從道 日本大学, 医学部, 准教授 (70205376)
樋之津 史郎 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80323567)
陳 基明 日本大学, 医学部, 助教 (50277422)
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キーワード | Wilms腫瘍 / グループスタディ / 治療プロトコル / 生物学的予後因子 / CCSK / PTK / 両側性腎芽腫 / JWiTS |
研究概要 |
1) 1996年から2005年までに日本ウィルムス腫瘍スタディ(JWiTS)-1に登録された腎腫瘍の予後を調査し、その結果腎芽腫、CCSKの治療成績は良好であり現行のプロトコルを標準治療とすることが可能と考えられたが、RTKの治療成績は極めて不良であった。また両側性症例に関しては、腎実質温存を目的とした加療が必要であると考えられた。 (2) RTKに対してVincristine, Doxorubicin、Cyclophosphamideを用いたVDC療法と、Ifosfamaide、etoposideを用いたIE療法を主体とした新たな治療プロトコールを作成した。 (3) 両側性腎芽腫に対するプロトコールを独立させ、化学療法を先行し、腎温存を主眼としたあらたなプロトコールの原案を作成した。また、化学療法の効果判定のための中央画像評価システムを構築した。 (4) 治療による合併症の把握し新たなプロトコルに反映させるため、JWiTS-1における晩期障害調査を行い、結果を解析した。 (5) 治療を層別化するための生物学的予後因子の研究に関しては、JWiTSに集積された腎腫瘍の検体を用いて、研究分担者の金子がIGFII遺伝子のインプリンティング、RASSFIA遺伝子のメチル化、APC遺伝子変異の検討を、大喜多がWT1遺伝子の変異の検討を行っており、Wilms腫瘍の7p21ホモ欠失領域から候補腫瘍抑制遺伝子としてMEOX2とSOSTDC1を同定し、予後との相関を明らかにした。
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