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2008 年度 実績報告書

唾液分泌障害におけるクラステリンの治療効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20390468
研究機関鶴見大学

研究代表者

斎藤 一郎  鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)

研究分担者 美島 健二  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (50275343)
井上 裕子  鶴見大学, 歯学部, 講師 (50367306)
山田 浩之  鶴見大学, 歯学部, 助教 (90267542)
小原 久実  鶴見大学, 歯学部, 助教 (70454163)
キーワード唾液分泌 / クラステリン
研究概要

遺伝子改変マウスの作出
涙腺組織、唾液腺組織にクラステリンを過剰発現させ、当該組織の変化や再生能、加えて分泌機能に及ぼす影響について検討するために、涙腺、唾液腺に導入遺伝子を局所発現できるような、組織特異的プロモーターとしてアミラーゼ遺伝子のプロモーターを用いた。その結果、3つ遺伝子導入マウスのラインを作出することが出来た。これらのラインのマウスについて導入されたクラステリン遺伝子の発現を確認したとろ、舌下腺、耳下腺に発現が認められたが、最大の唾液腺である顎下腺からの発現はきわめて低いことが確認できた。唾液腺における抗酸化作用ならびにアポトーシスに対するクラステリンの有効性についても検討を行うために、これらのクラステリン遺伝子導入マウスと野生型マウスについて唾液腺に放射線照射することで唾液分泌機能の低下を誘導させ、それぞれの唾液分泌量を比較した。その結果、クラステリンマウスでも、野生型マウスと同程度の唾液分泌低下が認められた。今回の結果からは、クラステリンの腺組織傷害への機能改善作用は確認できなかったが、その原因として導入されたクラステリンが作用を発現するのには十分では無かった可能性が考えられた。
アデノウイルスベクターの作成
また、マウス細胞内でクラステリンの過剰発現を誘導させるために、アデノウイルスベクターにクラステリン遺伝子のcDNAを組み込んだベクターの作成を行った。さらに遺伝子をノックダウンさせるためのshRNA発現ベクターも作成中である。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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