研究分担者 |
西 恭宏 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (10189251)
鎌下 祐次 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90224641)
今井崎 太一 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (30404510)
川本 真一郎 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70295260)
木下 智恵 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (40264436)
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研究概要 |
本研究は、嚥下時の呼吸について、嚥下関連筋の活動、舌運動、喉頭運動および口角運動を同時に計測・分析するシステムから、有歯顎者と無歯顎者(義歯装着時と非装着時)を対象にして計測し、無歯顎者の義歯装着時と非装着時における嚥下時の無呼吸、呼気相、吸気相の発現パターンの違いについて、嚥下関連筋の活動、喉頭運動との関係において明らかにすることを目的としている。 20年度においては,呼吸・筋活動・舌運動・喉頭運動計測を同時に計測するシムテムを構築した。呼吸は呼吸気温測定用プローブを鼻孔下部に固定して呼気と吸気の温度変化から計測し,筋活動は口輪筋,頬筋および舌骨上筋群を対象に表面電極で筋電図計測し,舌運動は超音波エコー装置にて計測し,喉頭運動は小型圧電式加速度変換器を甲状軟骨上端にて固定して計測するシステムとした。 しかし,赤唇形状変化(口角運動)計測は当初に予定した2次元画像計測では,嚥下時の前後的な頭部の動きが計測結果に反映されることが考えられたため,3次元動画計測ができるシステムに容易に移行できるようにシステムを変更し,無歯顎者の義歯非装着時における赤唇と口角の形状計測のためには位置が特定しにくいことから,測定する基準点について有歯顎者を測定して検討した。また,赤唇形状変化(口角運動)の測定基準点と口輪筋,頬筋の筋活動計測のため電極,呼吸気温測定用プローブに位置関係の検討も必要であり,同時計測には計測項目の組み合わせの検討が必要であり,有歯顎者の計測により検討した。
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