研究概要 |
塩基性抗菌ペプチド固定化チタンおよび多孔質チタンについて骨芽細胞の骨分化をin vitroでの検討を行った結果,以下の知見を得た。可溶性JH8194による分化マーカーの発現は,コントロールと比較して2~4倍程度であった。これに対して,JH8194固定化チタンの場合,Runx2, OsterixおよびOPN mRNAの発現を著しく促進し,約20~40倍の分化マーカーの発現を認めた。以上より,JH8194を固定化することによって,骨芽細胞の分化を促進することが可能となることが明らかとなった。
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