研究課題/領域番号 |
20390509
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森 良之 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70251296)
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研究分担者 |
近津 大地 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30343122)
小笠原 徹 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (20359623)
西條 英人 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (80372390)
鄭 雄一 東京大学, 工学系研究科, 教授 (30345053)
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キーワード | 骨再生療法 / 化合物スクリーニング / 化合物デリバリーシステム |
研究概要 |
1.天然低分子化合物ライブラリーを用いた骨形成制定分子化合物のスクリーニングと候補化合物の骨分化誘導メカニズムの解明 A)天然低分子化合物ライブラリーのスクリーニング 骨芽細胞前駆細胞株、MC3T3-E1細胞にCollal-GFP遺伝子が安定導入されたColla1-GFPMC3T3-E1細胞を用い、96ウェルプレート上で培養し天然低分子化合物を添加した。添加後5日、10日後でのGFP蛍光強度を評価し、蛍光強度が相対的に増加した天然低分子化合物を候補化合物とした。スクリーニングされたものを骨芽細胞分化誘導活性をもつ候補化合物としてB)のシグナル経路の探索に移行した。 B)候補化合物による骨芽細胞分化誘導の検討とその作用に関与するシグナル経路の検索 A)により明らかとなった骨芽細胞分化誘導活性をもつ候補化合物に関して骨芽細胞分化マーカー遺伝子の発現解析を行なった。また、ALP染色、von Kossa染色による基質産生の評価を行なった。マーカー遺伝子の発現及び培養系での基質産生を指標に骨誘導性化合物を同定した。 2.骨形成制定分子化合物の生体内デリバリーシステムの開発 A)担体からの骨形成制定分子化合物徐放評価系の確立 同定化合物の担体からの徐放性を評価するため、トランスウェル培養系を基にした骨芽細胞分化を指標とする評価系を確立した。具体的には既存の人工骨材料として利用されるリン酸カルシウム担体を用い、骨芽細胞分化マーカーの発現解析とともに、ALP染色、von Kossa染色による基質産生の評価を行なった。
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