研究課題
基盤研究(B)
ヒト歯肉由来細胞Sa3 cellsにおいてIL-6やTNFαはNF-κB依存的、PKR非依存的に産生が亢進された。LPSはNF-・B依存的にPACTとPKRの結合しを誘導しPKRをリン酸化した。MC3T3-E1 cellsにおいて、PKRの酵素活性を欠失させるとIL-6の発現が亢進した。LPSにより誘導された炎症性サイトカインがPKRの活性化に直接関与するかは明らかにならなかった。以上の結果は、歯周病局所においてNF-・B経路を介してPACTがPKRに結合し、PKRを活性化する可能性を示している。一方、自己免疫疾患の1つであるリウマチ患者群(7名)と対照群(7名)の歯周病臨床指標と、抗HSP60-唾液IgA抗体価を比較した結果、いずれも統計学的に有意な関連性は認められなかったが、唾液検体中の歯周病関連細菌数を比較したところ、リウマチ患者群では対照群に比べてCampylobacter rectusの割合が有意に高かった。本研究結果により、リウマチ患者に対する専門的口腔ケア介入において、唾液中のCampylobacter rectusの測定は有効な指標となる可能性が示唆された。
すべて 2011 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (9件) 図書 (1件)
Arch Oral Biol. 55(11)
ページ: 842-847
四国歯学会雑誌 22
ページ: 173-177
日本歯科衛生学会誌 4(1)
ページ: 50-57
Exp Cell Res. 315(12)
ページ: 2105-2114
四国医学雑誌 65
ページ: 12-19
口腔衛生学会雑誌 59
ページ: 132-140
四国歯学会雑誌 20(2)
ページ: 223-227
口腔衛生学会雑誌 58(5)
ページ: 490-497
四国歯学会誌 20(2)
ページ: 215-221