研究課題/領域番号 |
20390540
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山内 豊明 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20301830)
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研究分担者 |
三笘 里香 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (10305849)
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研究期間 (年度) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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キーワード | 看護技術 / フィジカルアセスメント / 看護教育 / 訪問看護 / シミュレータ |
研究概要 |
フィジカルアセスメントに関する知識獲得およびに技能修得への教育・教授に関して、集合教育方法による部分と、それを通して伝えられる範囲を越えた部分についての個別的な教育的関わりを可能にするための教育方法論の検討を重ねた。その一環としてシミュレータを活用したセルフラーニングを行える教育環境ならびにその運用についての整備を更に継続して進めた。各自の学習履歴と教育成果の蓄積から個別指導をコーチングできるようなマニュアルの整備に向けて、どの段階でどのようなアウトカム評価が有効であるかについて実証的検証を重ねた。シミュレータを総合的・有機的に運用するシステムの構築を試みたことで、シミュレータを用いた認識能力評価法の検討のためのシステムの整備と学習者各自の学習履歴を集積するための環境整備も推進できた。 教育介入方法の検討とその検証のために、これまでに訪問看護に従事している訪問看護師のインタビューをもとに、訪問看護に必要なフィジカルアセスメント能力を構成する要素とフィジカルアセスメントに影響する因子を整理し訪問看護の現状に合わせた教育内容及び教育方法を踏まえた教育プログラムを作成してきた。昨今は訪問看護という医療機関外の場にあっても、医療依存度の高い利用者が急増している。そのためには訪問看護場面でのフィジカルアセスメント・医療機関内でのフィジカルアセスメントと明瞭に分けることよりも、むしろそれらにおける共通性と個別性を明確にし、共通性のある内容に関してはこれまで作成してきた教育プログラムを活用することも有効であろうと考えた。そこで開発してきた教育プログラムの医療機関に新規就業する初期段階の臨床実践者への適応性について検討した。これを通して、プロフェッショナルキャリア形成の基盤となるべき時期に関わる教育モデルとしての普遍性について検討を行い、適応可能性を整理できた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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