研究課題/領域番号 |
20390543
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
辻野 久美子 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60269157)
|
研究分担者 |
村上 京子 山口大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10294662)
守田 孝恵 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00321860)
沓脱 小枝子 山口大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (50513785)
TURALE SUSAN 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30420516)
|
キーワード | 遺伝看護 / 卒後教育 / 山口県 |
研究概要 |
1.第4回遺伝看護教育セミナーを開催した(2011年5月23日、山口大学、参加者:約40名)。講師:首都大学東京 健康福祉学部看護学科村上好恵准教授、演題:「家族性腫瘍の患者およびご家族への対応」、家族性腫瘍の遺伝カウンセリングの実際と、実践を通して学んだ看護支援の内容、家族性腫瘍の看護研究の結果が具体的に語られた。 2.第5回山口県遺伝看護卒後教育セミナー、ワークショップをSigma Theta Tau International,Tau Nu ChapterのAcademic Meetingと合同で開催した(2011年10月15日、山口大学、参加者=約60名)。講師:オーストラリアDeakin大学看護学部Megan-Jane Johnstone教授、岩手県立大学看護学部長安藤広子教授、演題:Ethical issues in genetics in nursing and midwifery practice"、遺伝看護の実践においても重要な倫理的配慮について、具体的に事例を提示しながら問題提起がなされ、会場との質疑も活発に行われた。 3.日本遺伝看護学会第10回学術大会におけるシンポジウム(2011年8月24日、日赤看護大学、東京都)「遺伝学的検査に関する意思決定支援と文化的影響」の外国人講師2名(台湾国立チェンクン大学Mei-Chih Huang教授、韓国デジョン大学Myunghee Jun教授)の講演を実施した。 4.染色体異常をもつ子どもの母親による特別講演:を実施し(2011年5月9日、山口大学、参加者=約40名)、「遺伝看護にお励る家族支援」について考察した。 5.山口県における遺伝看護の卒後教育と実践に関する問題を明確にする目的で、山口県の医療施設に勤務する看護師、助産師の各4-5名ずつの4グループを対象に、フォーカスグループインタビューを実施した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
東日本大震災の影響で、外国人講師の招聘が一部困難でであったことを除き、交付申請書に記載した「今年度の研究計画」のほぼ全てについて実施することが出来た咳遺伝看護教育セミナー、家族による特別講演などを毎年継続して開催することにより、正しい知識新しい知識の伝達および遺伝看護の啓発に、おおむね貢献できている。
|
今後の研究の推進方策 |
・山口県の医療・保健施設に勤務する保健師・助産師・看護師を対象にしたフォーカスグループインタビューが完了したため、その質的データの結果を分析し、成果に基づいたアンケート調査を全県的に実施する。 ・研究代表者は次年度より沖縄県の琉球大学へ異動するが、、山口大学の研究分担者とこれまで以上に連携を密にし、研究成果の最終達成を目指すものである。将来的には、この研究成果を山口県のみならず、沖縄県の遺伝看護卒後教育にも適用することを検討している。
|