研究課題/領域番号 |
20390546
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
山本 あい子 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 教授 (80182608)
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研究分担者 |
上泉 和子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (10254468)
渡邊 智恵 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 准教授 (00285355)
西上 あゆみ 梅花女子大学, 看護学部, 准教授 (30285324)
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キーワード | 災害看護 / 備え / 概念枠組み / 管理 / 研究 / 教育 / 実践 |
研究概要 |
作成した「備え」枠組み要素は、大要素として「看護ケア提供」、「看護教育」、「看護管理」、「看護研究」の4要素とした。さらに大要素毎に7つの中要素として、これらが展開されるために必要な物的、人的、社会的特性に関する「物・施設・設備」、「人」、「予算・費用」、「組織・システム」、「環境」、「情報・コミュニケーション」、「理念・心構え」を含めた。この原案は、文献検索ならびに国内外における調査を通して作成した。原案の検証は次の2段階により実施した。1)第一段階:これら28要素の妥当性の検証:28要素の内容説明を作成し、国内外の災害看護教育者・研究者・実践者に対して、メールや郵送でその枠組みの妥当性を問うた。結果、要素に関する説明内容の一部に対して修正指摘を受け修正した。また枠組み自体は妥当と判断された。2)第2段階:各要素の妥当性調査について回答の得られた研究協力者を対象として、7要素内に含まれる小項目を、デルファイ法によって抽出した。研究協力者は、第1段階が77名を対象として研究依頼を実施し、うち27名から回答を得た。各要素の小項目は、看護ケア提供122項目、看護教育90項目、看護管理132項目、看護研究77項目、計421項目となった。ただし、デルファイ調査参加者は第1段階で回答を得た27名を対象とし、第1回目の回答者はそのうち6名、2回目は6名中5名が回答、3回目は5名中4名が、また4回目は4名中1名から回答を得た。デルファイ調査の回答期間は、1ヶ月から10日前後であり、回答期間が短期間だったこと、また抽出された項目数が多数であったこと等から回答者数が少なく、項目のさらなる精錬を含めて、今後の課題となっている。
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