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2008 年度 実績報告書

遺伝相談の方法論と医療者の学習支援に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20390548
研究機関東海大学

研究代表者

溝口 満子  東海大学, 健康科学部, 教授 (00287103)

キーワード遺伝相談 / 相談方法論 / 学習支援
研究概要

本研究は、人々にとって遺伝医療がどのような形で進展していけばよいのかを検討する土台にするために、遺伝相談の場で何が起きているのか、その実態分析を踏まえて、質の高い遺伝相談の方法論と医療者の学習支援の方法を検討することを目的としている。
初年度にあたる本年は、国内外の文献収集と内容の検討及びこれまでの我々の研究成果を踏まえ、研究計画書を作成した。遺伝相談を介して、来談者や医療関係者という相談への参加者が、相談している問題をいかに理解したり経験していくのか、その実態を参加者各々の語りから明らかにし、問題の成りたちの条件(論理)を分析することを目的に実態把握を行うことにした。A遺伝子診療科において行われている出生前診断の相談に関わるクライエントと医療者双方に対し、相談後にそれぞれの立場で評価をアンケートにより行うことと、そのうち協力の得られたクライエントとその相談を担当した医療者にインタビューを実施することとした。本年2月に当該医療機関の研究倫理審査委員会の承認を得たので、3月より調査を開始した。調査手続きに当たっては、クライエントの人権擁護と倫理的対応をするため、インタビュアーや評価集計などには相談担当者が一切関わらないように、他施設の研究者の協力を依頼した。クライエントと医療者双方からの評価を試みた研究は本邦では初めてであり、またこれをもとに医療者の相談のための生きた学習教材が作成できると期待される。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 遺伝問題に関わる自己決定能力を促進するための学習支援プログラムの構築と成果(その1)基礎知識習得部分の評価2008

    • 著者名/発表者名
      溝口満子, 守田美奈子, 西村ユミ, 前田泰樹, 渋江かさね
    • 学会等名
      第7回日本遺伝看護学会学術大会
    • 発表場所
      東京聖路加看護大学
    • 年月日
      2008-09-21
  • [学会発表] 遺伝問題に関わる自己決定能力を促進するための学習支援プログラムの構築と成果(その2)学習プロセスの分析と評価2008

    • 著者名/発表者名
      守田美奈子, 溝口満子, 西村ユミ, 前田泰樹, 渋江かさね
    • 学会等名
      第7回日本遺伝看護学会学術大会
    • 発表場所
      東京聖路加看護大学
    • 年月日
      2008-09-21

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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