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2011 年度 実績報告書

遺伝相談の方法論と医療者の学習支援に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20390548
研究機関東海大学

研究代表者

溝口 満子  東海大学, 健康科学部, 教授 (40149430)

キーワード出生前診断 / 羊水検査 / 意思決定 / 学習 / DVD教材
研究概要

本研究は、質の高い遺伝相談の方法論と医療者の学習支援の方法を検討することを目的としており、今年度は昨年の継続で以下のことを実施し、研究最終年度のまとめを行った。
1.学習教材としての事例2作目の作成
昨年作成した事例を基にドラマ化し、DVD教材を試作した。フォローアップワークショップで視聴し、参加者(学習者)の意見では紙上事例よりも、イメージがしやすく場面毎にカットして学習が可能になるなどメリットがあった。そのため、今年度2例目の事例で羊水検査を受けないと意思決定したカップルの相談過程をドラマ化し、DVD教材を作成した。今年度は予算執行の目途遅かったため作成した事例を用いた教材としての検証をする時間的余裕が持てなかったが、今後検証したい。
2.フォローアップワークショップの開催による学習方略の検討
「大人の学び方」を基本に2回にわたるワークショップを企画実施した結果、ある程度の経験を持つ専門職者の学習プロセスには、各々のもつ体験を活用して参加者とその体験を共有し、ディスカッションによりさらに体験の意味を深めたり広げたりすることができる優れた方法になりうることが確認された。またこのワークショップでは必要な知識を絞り込んで提供したことにより、クライエントのおかれた状況把握に直接役立ったと実感が持てていた。そのため参加者は一様にこのワークショップに参加したことに満足感を示していた。1回目のワークショップ参加後、実践の場に戻って、ワークショップでの体験をもとに積極的なクライエントへの関わりを試みており、このような学習を繰り返し行うことが、実践知を確実にしてゆくものであるということが示唆された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Investigation of learning models for improving nurses' abilities to care for couples undergoing amniocentesis : From the workshop execution process2011

    • 著者名/発表者名
      M.Mizoguchi, M.Morita, K.Shibuya, Y.Nishimura, H.Maeda, H.Moriya
    • 学会等名
      24^<th> International Society of Nurses in Genetics Annual Conference
    • 発表場所
      Montreal, Canada
    • 年月日
      2011-10-10
  • [学会発表] 出生前診断の遺伝相談における看護の特徴-相談実践者(看護師・助産師)のフォーカスグループインタビューより2011

    • 著者名/発表者名
      西村ユミ・前田泰樹・溝口満子・守田美奈子・渋江かさね
    • 学会等名
      第10回日本遺伝看護学会
    • 発表場所
      日本赤十字看護大学
    • 年月日
      2011-09-23
  • [学会発表] 出生前診断の相談対応に関する学習支援プログラムの開発-専門職教育の視点から-2011

    • 著者名/発表者名
      渋江かさね・溝口満子・守田美奈子・西村ユミ・前田泰樹
    • 学会等名
      第10回日本遺伝看護学会
    • 発表場所
      日本赤十字看護大学
    • 年月日
      2011-09-23

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公開日: 2013-06-26  

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