本研究の目的は、外来で化学療法を受ける大腸がん患者に出現する末梢神経障害症状を主観的、客観的に測定し、日常生活行動障書、心理・社会的な影響から明らかにする。そして身体・機能面、心理面、社会面(日常圭活)から的確に捉えるためのアセスメント看標を作成し、包括的なケアが提供できるようなモデルを開発することである。 具体的目標は以下の通りである。 1)神経障害が身体・心理・社会面に与える影響を自覚的、他覚的に明らかにする。 (1)心理・社会面に与える影響をヒヤリングにより調査する (2)自己モニタリングにより症状の障害程度と日常生活行動調査をする (3)身体症状への影響を神経学的・理学的に測定する 2)暫定版アセスメント指標を作成し、身体・心理・社会面に与える影響を調査する 3)確立したアセスメント指標を用い、チームで予防、緩和方法を検討し、患者の主体性を重視した包括的なケアモデルの開発
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