研究課題/領域番号 |
20390555
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
吉田 俊子 宮城大学, 看護学部, 教授 (60325933)
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研究分担者 |
徳永 恵子 宮城大学, 看護学部, 教授 (80295378)
武田 淳子 宮城大学, 看護学部, 教授 (50157450)
富樫 敦 宮城大学, 事業構想学部, 教授 (20172140)
佐藤 ゆか(大須賀ゆか) 宮城大学, 看護学部, 助教 (70363736)
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キーワード | 循環器看護 / 自己管理 / 心臓リハビリテーション / 患者教育 |
研究概要 |
循環器疾患患者へのICTを用いた自己管理支援プログラムを作成し、そのプログラムを用いて虚血性心疾患患者への看護師による介入を実施し、臨床施設にて身体的、精神的効果を検証した。自己管理支援プログラムはセキュリティ管理構築のもと、健康管理情報、健康データ管理、健康教育内容の出力の3つの構成からなり、健康データ管理は,日々の運動記録,健康状態,食事内容の推移について項目を設定し、運動負荷量のモニタリングにはセンサーディバイスとして脈拍計、加速度付万歩計を用いてデータマイニングを行い、サマリーとして患者にフィードバックを行った。虚血性心疾患治療後の患者を対象として本プログラムを使用しての看護師による自己管理支援を6か月後まで実施した。この結果を、通院型心臓リハビリテーションへの参加を希望した“外来リハ群”、ITプログラムを希望した“IT群”、食事指導のみを希望した“食事指導群”、これらのいずれも希望しなかった“不参加群”の4群と、身体的効果と精神的効果を介入時、3ヶ月後、退院後6ヵ月時点でのQOL(SF-36)と職業性ストレス調査票)とともに評価を実施した。検証にあたり、所属施設・研究協力施設の倫理委員会の承認を得た。運動耐容能、脂質などの身体的効果については、群間での差は認められなかったが、ICTを用いた介入は精神面への効果が示唆され、日記などの記述的なデータの内容分析からは心理的な要因で活動が制限されることが少なかった。 本研究により看護師によるICTを用いた循環器疾患患者への自己管理支援は、今後の在宅などへの継続的な自己管理に有用な方法であることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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