研究目的は、1.高度生殖医療(ART : Artificial Reproductive Treatment)による妊娠をした女性の母親役割獲得過程の予期的段階を円滑に促す看護介入プログラムを考案・開発し、2.開発した看護介入プログラムを実施するための研修を行い、その方法が習得できるように工夫して実施し、その評価を行うことである。そして、3.上記の研修を受けた看護職者とART 治療後妊娠の妊婦について、看護介入場面と妊娠期の母親役割獲得状況を把握し、開発した看護介入プログラムの効果を検証し、それにより、有効な看護介入プログラムとして提示することである。そこで、以下の4つの研究を行う。【研究1】看護介入プログラムの開発のための基礎的研究、【研究2】開発した看護介入プログラムを展開するための看護研修の実施とその評価研究、【研究3】本看護介入プログラムの効果を実証する研究、【研究4】本看護介入プログラムの改良と実用化に関する研究である。
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