研究課題/領域番号 |
20401003
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小林 浩二 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30111793)
|
研究分担者 |
伊藤 貴啓 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10223158)
呉羽 正昭 筑波大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (50263918)
伊藤 徹哉 立正大学, 地球環境科学部, 講師 (20408991)
飯嶋 曜子 獨協大学, 外国語学部, 講師 (20453433)
小原 規宏 茨城大学, 人文学部, 講師 (40447214)
|
キーワード | ルーマニア / ブルガリア / 農村 / 持続的発展 / ブカレスト / ソフィア / 農業経営体 / 農業 |
研究概要 |
本年度の3年計画の初年度であり、その目的は、ルーマニア、ブルガリアの農村に関する資料を収集すること、ルーマニア、ブルガリアの農村の全体像を捉えることであった。ルーマニア班、ブルガリア班に別れて、調査研究を実施した。 I. ルーマニア班 オーストリア、ウイーンで資料収集を行うとともに、Bucharestブカレストの北100〜150kmの地域ならびにブカレスト北郊25〜30kmを対象に調査を実施した。ブカレストの北の調査においては、地域の自然・経済・社会条件を反映して、農業、林業、観光業などきわめて多様な産業が展開しており、そこで暮らす人々の生活様式も多様であることがわかった。また、ブカレスト北郊の調査では、都市化の影響を受けて、人口流出、不耕作地の拡大、農業生産や農業労働力の減少等の問題が顕在化していることが明らかとなった。 II. ブルガリア班 オーストリア、ウイーンで資料収集を行うとともに、ブルガリアの農村の全体像を把握するためにエクスカーションを行った。エクスカーションのルートはつぎのとおりである。Sofia-Pleven-Ruse-Sillstra-Dbrich-Varna-Sliven-Kazanlak-Sofia。2000年以降、都市と農村の格差が拡大していること、巨額な資金を導入して近代化を成し遂げた農業経営体が存在する一方で、市場経済化にうまく対応できず問題が顕在化している農業経営体が存在すること等を認識することができた。
|