研究課題/領域番号 |
20401023
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
加藤 清方 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20185838)
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研究分担者 |
前川 眞一 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70190288)
越前谷 明子 東京農工大学, 留学生センター, 教授 (30213549)
梅木 由美子 宇都宮大学, 留学生センター, 教授 (60203577)
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キーワード | 日本語教育 / ビジネス日本語 / テスティング / 信頼性 / 妥当性 |
研究概要 |
テストがその利用目的に対して測ろうとしている能力を適切に測っているかどうかという妥当性に関する実証的な調査を信頼性との関係性において実験・検証するために、平成20年度においては、先攻研究の確認とともに、実験テストを2フォーム作成し、テスト結果の統計量を収集・分析するための枠組みを設計した。実験テストの2フォームは、問題冊子、解答用紙を印刷、録音スタジオにおいて声優による録音、編集を完了した。 テストの妥当性を検証するため、実験テスト(1) は、統計量を保持したオリジナルの問題をそのまま踏襲し、実験テスト(2) において、テストの問題形式と問題内容の両側面からの改変を行った。改変は、設問形式、聴解テクストと読解テクストの内容、視覚情報等全般にわたり、実験テスト(1) において、統計量が基準から外れているものを中心に行い、実験テスト(2) としてまとめた。 2つの実験テストは、日本語母語話者と非母語話者の双方に適用する計画であるが、テストの内容的妥当性、基準関連的妥当性、概念的妥当性の観点から、平成20年度においては、テストの形式・内容を信頼性に係る項目データと関連付けることにより分析する計画を立案、また、統計的処理の枠組み及び調査のための工程表等を作成した。 また、平成21年度に実施予定の実験テスト候補地における被験者の日本語レディネスを国内外の協定校や協力校関係者の協力を得て、聞き取り調査を行った。また、同時にテスト環境の調査を行った。
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