研究課題/領域番号 |
20401024
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
松岡 洋子 岩手大学, 国際交流センター, 准教授 (60344628)
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研究分担者 |
足立 祐子 新潟大学, 国際センター, 准教授 (00313552)
土屋 千尋 帝京大学, 文学部, 教授 (00242389)
西山 教行 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (30313498)
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キーワード | 共通言語 / 移住社会 / 複言語・複文化 / 受け入れ住民 / リテラシー / 国際教育連携 / 日本:ドイツ:韓国:フランス:台湾 |
研究概要 |
平成21年度は6月および3月に京都大学を会場にフランスおよび日本の研究者を招いて公開研究会を開催した。2月には、台湾において移住者対象の中国語教育関係者との懇談会を開催した。3月には韓国において多文化教育の社会学の研究者との研究会を実施した。さらに、3月にはドイツおいて移民の言語教育機関の教師との意見交流を行った。以上の研究交流から、各国の研究者間で以下の点について意見の共有があった。 ・言語を超えて、移民に対する言語教育の内容、方法に、コミュニケーション場面、機能、遂行課題等についての共通枠の設定の可能性がみられた。 ・受け入れ住民の多文化社会に対する意識啓発の重要性、およびその方法の困難さがどの地域にもみられた。 ・言語教師の資質やその養成に関し、共有できるノウハウが認められたが、具体的な研究が急務であることが明確になった。 以上のことから、研究の後半2年間で、各国の教育内容、方法、教師研修についての共通枠を見出す研究を共同で実施する方向でさらに研究交流を進めることとなった。
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