研究課題/領域番号 |
20401041
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
手塚 章 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (60155455)
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研究分担者 |
呉羽 正昭 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (50263918)
伊藤 貴啓 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10223158)
小田 宏信 成蹊大学, 経済学部, 教授 (30280001)
伊藤 徹哉 立正大学, 地球環境科学部, 講師 (20408991)
兼子 純 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教 (40375449)
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キーワード | ヨーロツパ / EU / ライン川 / 流通 / 産業 |
研究概要 |
本研究は、べネルクス諸国からドイツ・フランス・スイスの3国国境地域にいたるライン地域の空間動態を、ヨーロッパ流動軸(ユーロコリダー)の形成という視点から解明することを目的にしている。3年計画の初年度にあたる本年度は、2年目・3年目の調査を充実させるための予備的な調査・資料収集を行うとともに、調査時期・項目・視点などについて研究分担者相互の調整をはかった。重点的な調査対象地区のうち、ライン川河口地域については、研究分担者の伊藤(貴)と兼子が、ロッテルダム・アムステルダム・ナイメーへンなどのオランダ諸地区について現地調査をおこない、2年目以降の調査にむけ予備的な資料収集をおこなった。その結果にもとづいて、兼子および伊藤(貴)は予察的な考察を短報論文にまとめた。ドイツ地区を分担する呉羽と伊藤(徹)は、ラインルール地域、アーヘン・マーストリヒト・リエージュの3国国境地域、フランクフルトを中心とするラインマイシ地域において予備的な現地調査と資料収集を実施した。また、主としてフランス地区を分担する手塚と小田は、フランクフルトとパリで基礎的な資料収集をおこない、ライン下流地域の外縁部にあたるフランス北東部国境地域ついて、小田が産業動態に関する論文をまとめた。これらの予備調査の結果にもとづいて、2年目にあたる平成21年度は、それぞれの分担項目に関する現地調査をおなうと同時に、相互の現地調査時期を調整することにより、ラインルール地域を対象として1週間程度(現時点では8月下旬)の現地共同調査および現地討議を実施する予定である。
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