研究課題
基盤研究(B)
本研究は、アジアの各地で顕在化している地下水砒素汚染を環境問題としてのみではなく、汚染地住民の貧困に密接に関係する社会的問題として捉え直し、途上国の農村部という社会的環境の中で、砒素汚染による住民の生活への影響について民族誌的調査研究を実施した。その結果、政治経済体制の違うどの汚染地でも、経済的に貧しい住民がより深刻な健康被害を受けていることが分かった。さらに、ネパールでは、カースト制によって形成された様々な社会集団ごとに健康被害が異なることも明らかになった。
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九州大学アジア総合政策センター紀要
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