研究課題
ネパールでの、リサイクル及び循環型発展社会の研究のために、次に挙げる5つの調査を実施した。1)日本で1週間、リサイクル社会のベストプラクティスについて実地調査。参加者は、ネパール国立カトマンズ大学の学生4名と武蔵工業大学の学生12名。2)2009年度の共同研究を計画するため、シンポジウム及び2つの組織的会議を開催。参加者は、日本のNGO(環境工学とテクニカルサポートの専門家)のメンバー、武蔵工業大学の学生部長とリサーチチームのメンバー、ネパール国立カトマンズ大学の学長・教授1名。3)日本のNGOとのプレゼンテーション及び情報共有を実施。4)ネパールで12日間、1つの地域コミュニティーにおいて、2009年度の研究で共に研究が可能な地域コミュニティーメンバー及びセクターを識別するため、情報収集を実施。リサーチメンバーは、日本のNGO団体1名、武蔵工業大学の学生18名・教授3名、ネパール国立カトマンズ大学の学生16名・教授1名。5)再生紙商品を製造販売する企業である、Jamarko社の環境ビジネスモデルを支援する体制を確認するため、会議を2回開催。ネパールでの研究から、リサイクルの循環型発展社会を創造するために重要な、3つの分野を確認した。その3つの分野は、生物ガス、山村自治体、教育である。今回の調査から、次の3つの必要性を見出した。1)山村自治体における教育意識を呼び起こすこと。2)貧困な人々が住む自治体への新しいエネルギー源を提案すること。3)経済発展のために、ネパール社会での、山村自治体と連携した女性を対象としたスキルトレーニングの機会をもっと与えること。日本のNGO、Jamarko社、ネパールのNGO(ETCとCEN)との会議から、山村自治体のメンバーをサポートするシステムの構築を作り上げることができた。2009年度の研究では、このサポートシステムをより具体的に見出していく。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件)
情報メディアセンタージャーナル 10
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Journal of Gender and Development, Oxfam Vol. 16:3
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Japan Association for Current English Studies (JACES) Newsletter No. 105
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