研究課題/領域番号 |
20402013
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
KNELLER Robert 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (20302797)
山名 美加 関西大学, 法学部, 准教授 (50368148)
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キーワード | 遺伝資源 / アジア / 利益配分 / 知的財産権 / 技術移転 / 米国国立衛生研究所(NIH) / 生物多様性条約 / 生物探査(bio-prospecting) |
研究概要 |
平成20年度は、日本の国立大学とネパール科学技術アカデミー間で遺伝資源に関わる覚書(MOU)締結が間近であるとの情報を得たので、まず、当該MOU締結に関わる実態調査を両当事者の了解の下行った。しかしながら、6月にネパールが王国から連邦共和国に生まれ変わったことで、昨年来のMOU担当者が、他の業務に追われ、日本とのMOUの締結には至らなかった。日系企業、大学関係者とともに、ネパール政府のMOU担当者に会い、覚書締結への協力を試みたが、大きな政変の為、ネパール側が、担当者を一新して交渉に臨んできたため、平成20年度中のMOU締結は実現しなかった。しかしながら、日本側のネパールの遺伝資源利用及び共同研究への申し入れは前向きに受け入れられ、次年度の締結を目指すこととなった。具体的な移転契約については、現在、草案を検討中である。日系企業との間では、利用したいネパールの遺伝資源の候補リストを作成するに至っている。さらに、インド調査では、ネパールのMOUにも影響を与えかねないインド政府の国立生物多様性庁(National Biodiversity Authority)、弁護士事務所に聞き取りを行い、インドの遺伝資源マネジメントの実態調査をチェンナイにて行った。さらに、ベトナム(ハノイ)、中国(上海)両国の遺伝資源マネジメントの政策、実態をハノイ工科大学、上海工科大学Bio-X Centerにて調査するとともに、米国では、NIH関係者を訪問し(メリーランド)、当該地域の生物探査の動向につき意見を聴取した。
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