研究課題/領域番号 |
20402025
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
薛 進軍 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (40262399)
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研究分担者 |
荒山 裕行 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (60191863)
園田 正 名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (60329844)
DAY Stephen 大分大学, 経済学部, 准教授 (60404357)
平川 均 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (60199049)
野崎 謙二 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (80444363)
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キーワード | 所得格差 / 不平等 / 家計調査 / 中国 / 深〓 / 教育格差 / クズネッツ曲線 / タイル指数 |
研究概要 |
家計調査データの収集:延期した中国での家計調査は、世界金融危機の影響および中国国内事情の変化によってできなくなった。その代わりに中国国家統計局と交渉し、「2004-2007年中国都市家計調査パネルデータデータ」を購入した。このデータは中国における唯一の全国範囲・連続的に実施した家計調査のデータなので貴重なデータとして非常に学術研究の価値が高いと思われ、これによりもっとよい研究ができると期待される。 国際ワークショップの開催(2008年8月-9月):パダボーン大学(ドイツ)、ウイーン大学(オーストリア)および名古屋大学、東アジア国際研究センター(北九州)で「不平等の国際比較研究」のワークショップを開催し、格差研究のデータ収集、方法論および最新研究結果を意見交換して本研究の新たな研究ポイントなどを明らかになった。 研究成果の発表および共著本の出版:2008年では、研究分担者・協力者により20本以上の英語・日本語・中国語の研究論文を発表している。また、『中国の所得不平等』という本を日本語版(日本評論社)と中国語版(中国社会文献出版社)にて出版され、『日本経済新聞』、『中国経済研究』等に書評を載せされている。その好評を受け、研究分担者・協力者は中国経済学会、アジア政治経済学会などの学会、Cambridge University、アメリカバージニア大学・オーストリアウイーン国立研究所・中国北京大学・清華大学で講演を行い、大変な国際影響を与えている。 研究成果の投稿・著作出版の企画:本研究の成果の一部はUrban Studies, Review of Income and Wealthなど一流の国際学術誌に投稿している。する。また、『不平等の国際比較研究』本を英語・日本語・中国語で日本評論社、社会文献出版社、Cambridge University Pressにより出版することも確定している。
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