研究課題
基盤研究(B)
本研究は、19世紀末から20世紀中葉にいたる時期の東北アジアを対象として、当該地域における金融インフラストラクチャーの歴史的構造を経済史の視点からあきらかにする。ここで「東北アジア」とは、ロシア極東、中国東北部、朝鮮半島、日本を中心とする広域をさし、「金融インフラストラクチャー」とは、銀行制度、決済慣行、貨幣流通をはじめ、およそ金融システムが機能するための社会的・経済的諸条件を意味する。本研究は、当該地域の金融史を直接にあつかいながらも、同時に国際金融システムとの連関を追求し、以って東北アジアにおける金融システムの世界史的位置を展望しようとする。
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in Slavic Eurasian Studies no.22 (Comparative Imperiology), Slavic Research Center, Hokkaido University
ページ: 61-86